TECHNOLOGY
技術について
時代と共にテクノロジーが発達し、革づくりの技術は日々進化しています。
しかし、テクノロジーだけでは革本来の品質の良さは実現できません。
職人たちの手が幾重にも加わることで美しい革へと生まれ変わるのです。
では、どのようにして生まれ変わっていくのか。ご紹介します。
本革工程フロー
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1水場工程
革は、なめし処理が行われたウエットブルーという状態で海外から輸入されます。まず、革の裏面を削り、既定の厚さに合わせます。その後、大きなドラムに入れて薬品での再なめし加工を行います。この工程で用途に応じた革の柔らかさや色を表現する為、いくつものタンニン剤や染料、油脂を加えていき調整していきます。
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2乾燥工程
染色後の革の水分をしっかりと絞り、コンベア式の乾燥機内を何度も往復することで革を乾燥させます。この段階で薬品、染料を完全に結合させ、乾燥させた革の繊維を機械的に揉みほぐすことで、革特有の風合いを表現します。
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3仕上工程
乾燥させた革の表面色を均一にする為に、ロールコーターやスプレーマシンと呼ばれる塗装機械で繰り返し塗装をします。仕上工程で用いられる塗料は自社配合で調合、調色を行い、コンピューターと人の目で品質状態を厳しく確認します。その後、製品の用途に合わせて革の表面にシボという模様をつけ、仕上げ塗装としてウレタン樹脂をスプレーマシンで吹き付けて製品の耐久性を高めていきます。
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4裁断工程
各製品の部品としての厳しい外観基準を満たす為に、一枚一枚欠点がないか確認しながら、抜型により人の手で革を裁断していきます。飾りやベンチレーション(通気)するのに必要なパーフォレーション(穴あけ加工)も行なっていきます。近年では、よりデザイン性に対応した穴あけ加工もコンピューター制御により可能になりました。